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【3Dモデル】かんたんな作り方
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![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/85c280b1eb10343c5d90f91b1e7b73c4-1.jpg)
AutoCADでの「3Dモデリングの方法」をお伝えします
3Dモデル作成方法は知らない方が多いですが
それほど難しくありません
しかし 思い描いた通りのものを作るには
かんたんな操作方法と技術が必要です
難しそうでしたら弊社が代行いたします
~ 本日のメニュー ~
①作成前の準備
②3Dモデル作成の基本
(おまけ)3Dモデルができない時
③断面図から3Dモデリング ~穴をあける~
④3Dモデルの回転
⑤3Dモデルを合わせる
⑥残りの作成 ~ 小技を加えて ~
⑦終わりに
①作成前の準備
まずは左上のワークスペースを
「3Dモデリング」に変えます
※Civil3DでもAutoCADでもどちらを使っても同じです
今回はCivil3D2023を使用しています
![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/0ad97d4fcfcdffd8783ef879f667f880.png)
変えると上の画像のような
3Dモデリング用に切り替わります
②3Dモデル作成の基本
今回はこれ↓を作成してみます
![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/69b94bcbeae7f5f7f99150660ff9d05b-1.png)
2次元の図面があると楽です
![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/0c0504839f6f3a3bf5987dde726489f5.png)
黄色は割栗石なので無くてもいいですが
図面に書かれていますので
一応作ります(消すのは簡単なので)
黄色の線の割栗石から作ってみます
まずは使うものを「複写」しておきましょう
※3Dモデリングはミスをした場合
修正より作り直しの方が楽な時がありますので
元のデータが残るようにしましょう
![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/aad7ccc6bd0c086e15eb7d3757e01949.png)
線が全てくっついていないといけませんので
「ホーム」タブの「修正」をクリックすると
![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/f6b385207412ac05b49dcd5ec6d39ff4.png)
下の画像のように
「結合」がありますのでクリック
結合したい線分やポリラインを選択 Enter
![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/e424e1cd4373a30cf75a1010d9457c7c.png)
「ソリッド」タブ 「押し出し」で
コピーした図形を選択し Enter
![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/e6298dd0117a9376eb8d5bf0bb9c5480.png)
高さを入力します
今回は100mmです
![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/73f489c0a963b5375789229591583741.png)
押し出した後の見た目が下の画像のように線の場合
![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/b68460ab72d4e044482896d28b8d56e4.png)
下の画像の赤線のどちらかで「リアリスティック」や「シェード」など
見やすいものに変えると見えやすくなります
※今回はリアリスティックにしています
![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/3c91a9aacd0e7f3094596272f49e24ce.png)
(おまけ)3Dモデルができない時
もしも下の画像のようにソリッドではなく
壁(サーフェス)しかできない場合・・・
![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/05ffa393a9180ecceb168673b50d0599.png)
これは「結合」したときに
1周ぐるっと結合されていないのことが原因です
「表示」タブ 「オブジェクトプロパティ管理」
![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/212409279ca58ff6ceb14045ed65c9cf.png)
「押し出し」する前のポリラインをクリック
プロパティの「閉じている」が「いいえ」になっている場合
上手くできません
「はい」に変えましょう
![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/ce465d5c115d94cef221d9935ad9f84c.png)
閉じている状態で「押し出し」をすれば
ソリッドになります
閉じていないまま押し出すとサーフェスになります
ちなみに 左:サーフェス 右:ソリッド です
![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/d1517a211e45dedcdce9a395e08e87fa.png)
③断面図から作成 ~穴をあける~
次にE-E断面を作成します
先ほどと同じように「複写」して元のデータは残るようにします
複写したポリラインを5200mm「押し出し」すると・・・あれ?
穴が開いていない?ただの四角柱?
![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/27e90d0f051991336ddb5f21fd3beac3.png)
こうなると思っていたのに・・・
![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/37e92e89dd1fbbe962a1a71dd3fd9ec4.png)
実は穴をあけるには
穴の形のソリッドを引いて
穴を開けなくてはいけません
なので穴の形のポリラインも「押し出し」ます
「ソリッド」タブ 「差」コマンドで
「引かれるソリッド(最初に作ったほう)」を選択 Enter
「引くソリッド(穴)」を選択 Enter
![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/a0649811ed132c83ee2baa9b2c23488c.png)
そうすると穴が開きます
④3Dモデルの回転
最初に作ったソリッドに合わせるために
3Dモデルを回転させます
「ホーム」タブ 「3D回転」をクリック
回転させたい3Dモデルを選択 Enter
![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/a4b0949a9b8e45e1dc4df8fa60d81b5f.png)
すると回転させるための輪っかが出ますので
下の画像の向きになるように回転させます
![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/1d733992131ed09ce90968c3e5a85636.png)
⑤3Dモデルを合わせる
出来たものを最初に作ったソリッドに合わせます
データを残しておくために
「複写」で合わせます
![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/c7bd11e92c08b7b40a1ca38a320671c2-1.png)
⑥残りの作成 ~ 小技を加えて ~
残りのG-G断面を作成していきます
![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/aafe80aa55bf58351bf1d197949db440.png)
今回は先ほどとは違う手順で
先に3D回転させて作成します
まずは同じように「結合」させていきますが
線が1本にまとまっているとき
![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/d67b37dcd9d64b27656e664df1ab0ecb.png)
トリムや線を書き加えてもいいですが
「境界作成」が閉じているポリラインが作れて便利です
「ホーム」タブ 「作成」から
![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/7210fde8373588736021a2552127296b.png)
![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/d3a3b0f63e385761453452b80679a230.png)
下のようなウィンドウが表示されます
何も変更せずに「OK」
![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/1508153942c2d15b80908c3d562186ca.png)
境界を作成したい内側をクリック
隙間がなければ下のように境界が表示されます
※隙間があればうまくいきませんので
隙間がないように線を足してください
![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/24a8a57dabf9477f3d7190f3dde8ef29.png)
境界の範囲が正しければ Enter
このようにポリラインが閉じた状態で
作成できます
![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/bf5879f63967be1e8f3dd39bfbbab6a9.png)
左右の四角も同様に「境界作成」で作ります
※今回みたいに四角だったら普通に四角を書いてもいいですが
複雑な形は「境界作成」が便利です
![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/f873f01f1b49acdc9b35e63036b90d78.png)
先に3D回転で向きを合わせておきます
![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/a26365496b41953fe26bc61196ec3792.png)
後は「押し出し」をしていき
穴は「差」で引いて作ります
![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/6a2ce0acd6668dba4fe4a8a65850cd60.png)
「押し出し」ただけですと
位置がおかしいので
「移動」させて合わせます
![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/fce69ad2f821815a5fe9c103c7dfaaae.png)
これをすでに作った3Dモデルに「複写」します
![](https://ca-p.net/wp-content/uploads/2023/06/a8ff36b6358e2220a458c1e751be33d5-1.png)
これで完成です
⑦終わりに
今回はかなりシンプルな形のものを作成しました
傾斜があるものはもう少し複雑で
傾斜がありつつカーブしているものは
かなり難しいです
※その時はCivil3Dの方が良いかもしれません
作成するものによってAutoCADで良かったり
Civil3Dでないと難しいものがありますので
色々とチャレンジしてみると新たな発見があり面白いです
またここで書ききれなかったコツがいくつもありますので
機会があればご紹介します
この方法で3Dモデリングをやってみて
難しそうならご相談ください
↓弊社のホームページのURLを貼っておきます
3Dモデルができたら さらに以下のようなバージョンアップができます
・3DPDFにしてどなたでも見られるようにしたり
・3Dプリンタで模型を作成してみたり
・Unreal EngineのTwinmotionで
よりリアルにしてみたり
・点群と組み合わせて現況と計画を重ねる など
様々なことが一気にできます
上記の4つへのバージョンアップは弊社でも行っていますので
下記のURLからご覧ください