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【測量ママ】RTK-GNSS受信機の誤差を解消したい! その4(解決編)
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RTK測量をしたい!! その4
ということで
DG-PRO1RWS(ビズステーション社製) を
RTKモードで使用し
緯度経度の誤差が実際とどのくらいあるか
調べてみました。
(希望は数センチ程度)
前回は
事務所から遠く離れた基準点を測定したところ
大きくても16mm
小さいところでは0mm(誤差がない!)
という結果を得ました
1.基準点 2.周辺環境 4.基地局
このどれかに原因があったのか?
と考えたのですが
もう一度事務所周辺の基準点を測りなおしたところ、
(晴れた気持ちのいい日でした・・)
向こうに見えるが おサルの高崎山 右は別府湾
なんと、誤差が最高でも3cm以内になっていました。
1.基準点 2.周辺環境 4.基地局
どれも原因ではなさそうなのです
(もちろん測定したのは私なので
「5.私の性格に問題がある」でもないはず)
と、いうことは
3.機器の設定
だと考えました
事務所周辺の基準点を測った時と何を変えたか?
それは・・・
「基準局の座標と機能」
元期、今期の設定でした
ここは、デフォルトでは元期になっています。
今回使用させてもらった基準局は
「善意の基準局」です
事務所周辺の基準局では
今期、元期の言及がなかったので
デフォルトのまま
(つまり元期になっていた)
事務所から遠く離れた基準局では
言及があったため
今期
に設定していました
そこで、事務所周辺の基準点
この設定を今期にした時と元期にした時
両方測定し比較しました
その結果
「元期」時 ・・・ 誤差が22cm程度
「今期」時 ・・・ 誤差が最高でも3cm以内
という結果になりました
基準局は本来今期であるのに
設定で元期にしてしまうと
以前設定した地殻変動補正がうまく働けていなかったのですね
こういうわけで
当初の目標であり表題である
”誤差を解消”
することが出来ました
よって次回より
”自分で基準局を作る(マイ基準局)”編
となります!
次回へ続く