RTK測量をしたい！！　その２

 

ということで

DG-PRO1RWS(ビズステーション社製)　を　

RTKモードで使用し

緯度経度の誤差が実際とどのくらいあるか

調べてみました。

（希望は数センチ程度）

 

方法として、国土地理院の基準点で測定を行い

公開されている成果データと比較します。

 

その１では

成果データとは緯度経度が0,000002°以上

X,Yともに20~25cmずつずれていました。

この時

傾斜補正、地殻変動補正などの設定をおこなっていなかったので

今回はその設定をします。

 

 

＜地殻変動補正＞

1.設定から「測量」の「表示座標系」をタップ

　「パラメータファイル管理」をタップし

　　インストールしたいファイルを長押ししてチェック、

　　インストールしてください

（インストールができない場合はFilenameが

国土地理院のものと一致しているかチェックしてください）

 

2.その上の

「元期へ変換または地殻変動量を補正」を有効にします

 

地震や地殻変動によるひずみを補正できます。

 

 

＜傾斜補正＞

傾斜補正の設定も行いました。

が、今回の場所は平地で水平も保てる場所であり、結果に影響がなかったこと

 

また　傾斜補正は

 

　・レシーバの向きを一度真北に向ける

　・レシーバの設置方向を同じにする

　・磁気センサーが影響を受けないよう携帯を遠ざけたり周辺環境を整える

 

必要があり、煩雑なこと

から、今回の実験では使用しないことにしました((+_+))

レシーバが固定され、

アンテナにマグネットが内蔵されていない

RWPやRWXでは便利なものだと思います！

 

こうして、二つの補正を行ったのですが・・・・

結果は・・・・

 

7か所全てで

成果データとは緯度経度が0,000002°以上

X,Yともに22cm程度ずつずれていました((+_+))

 

補正によって多少は変化があったのかもしれませんが

補正していなかったことが

20cm以上ずれている原因ではなかったようです。

 

そこで結果から2点間の距離を計算してみたところ

2mm～2cmほどの誤差！！でした

 

　　　　2点間の距離は問題なかったのです

 

と、いうことは・・・・

 

　１．基準点に問題がある？

　２．周辺環境に問題がある？

　３．機器の設定に問題がある？

　４．基地局に問題がある？

　５．私の性格に問題がある？

 

”５”は考えられないので、

”５”以外の４つを変えて計測することにしました。

 

次回へ続く