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クリ栽培(その7)「獣害対策」

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獣害対策として駆除するにはもう少し知識や道具が必要です。

駆除している近所の人に聞くと

わなにかかったイノシシの急所に電気銛を刺して息の根を止めるのが

暴れるので危険で難しいようです。

私も一度手伝いましたがイノシシは

わなのワイヤロープにひっかっていますが

外れたらと思うと怖いです。


  ちょっと長くなりましたが以下、クリ栽培(補足) 「獣害対策」です。


クリ栽培で忘れてはならないのが獣害対策です。


イノシシは落ちた実を食べるだけでなく

枝に飛びついて折って食べたりもします。

地中のみみずや野ネズミを食べようと地面を掘り起こし

大きな穴を作り草刈機が落ち込みエンジンが止まるくらいです。

シカはやさしい顔をしていますが、苗木の新芽を食べたり

幹の皮を剥いだりするので苗木を枯らします。


以前はイノシシ対策として園全体を電線2段で張って、

シカ対策は苗木ごとに囲いを付けてました。

しかし、苗木が成長すると枝が飛び出てネットが外せなくなる問題が起こります。

それを改善するため園全体を電線5段(高さ120㎝)を張って

イノシシ・シカ対策に改善しました。

電気柵は9000Vのパルスを出します。人間でも触れるとドキッときます。

電源は軽四のバッテリに自宅100Vで充電しては

交換するやり方をしていましたが

ちょっと油断するとバッテリが上がってイノシシに入られます。

元勤務先の電気に詳しい先輩に教わり

過充電防止機能を備えたソーラーに

換えて高電圧を維持できるように改善しました。


それでも草の葉が電線に触れると

電圧降下してイノシシが堪えなくなります。

電線の下の草刈りが必要です。

これが夏場の仕事の一つで一番草の伸びる時期は週一くらいで行います。

(除草剤を撒く手もありますが費用が...)

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ピグモン

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