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シイタケ栽培シリーズ3/7 駒打ち
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ブログ_シイタケ栽培シリーズをお送りしておりますが
今回は “駒打ち” です
シイタケ作りの流れは
クヌギの伐採→玉切り→駒打ち→伏せ込み
→ホダ起こし→収穫→乾燥・出荷 です
駒打ち作業は原木に穴を開け、シイタケ菌が生長した駒を打ち込みます
まず穴あけですが電気ドリル、コードリール、発電機を用います
穴あけは最小径Φ5cmでは115cmの長手方向に3か所、
180度回して2か所穴あけします
Φ10cm程度では115cmの長手方向に4か所、
90度回して3か所、さらに90度回して4か所、
またさらに90度回して3か所穴あけします
Φ15cm程度では115cmの長手方向に5か所、60度回して4か所、
さらに60度回して5か所と繰り返して一周させます
Φ15cmを超える大きなものは臨機応変に穴をあけます
これはあくまでも私のやり方で穴あけ作業が
イメージしていただけたら幸いです
シイタケの菌糸は繊維方向に伸びやすく、
直角方向に伸びにくいため木の繊維方向の間隔は広く、
直角方向の間隔を狭くします
それから駒打ちの主役シイタケ駒は1000個単位で販売されており
白いふわふわした部分が菌糸です
余談ですが、シイタケ駒はパチンコ玉と同じくらいの値段です(4円/駒)
余ったからと言って返品が利かず、又来年まで持ちません
ベテランの方に最初はちょっと少な目に買って
足りなかったら買い足すと良いと教わりました
今回、ベテランの方が伐採時、一万個だねと見積もられたので
最初八千個買い、足りなくなって二千個、さらに千個と買い足して
最終的に約10,200個駒打ちしました
さすがベテランと感じました(社長のトレース時間の見積もりも精度が高いです)
打ち込みは金づちを持ちます
皮ひだの深い原木では金づちの尖った方を用いて種駒の側面が出ないように打ち込みます
(種駒が乾燥するとシイタケ菌が繁殖しません)
先に駒打ちが済んだ原木の乾燥を防ぐ為、枝葉で被います(仮伏せ)
こうして文章にしてみると多くのことを学んでいることが分かりました
色々教わった父やベテランさんに感謝です
そしてその機会を下さった社長に感謝です (^^)/